夏のボーナスの使い道
埼玉県志木のファイナンシャルプランナー
元専業主婦FP 梅川ひろみです
6月4週めの家計の記事
先週は日常のお金を優先順位をつけて
使うことについてお話しましたが
ご参考になりましたでしょうか?
さて、夏のボーナスの時期ですね
ボーナス、いつもどんなふうに使って
ますか?
ボーナスについて
「このまま全部貯金するべき?」とか
「たまには自分にご褒美を使いたい」
など、どう使うかで悩んでいる方も
多いのではないでしょうか—–
今回は「わが家にとって必要な使い方」
を見つけるヒントをお届けします
ボーナスを「3つの目的」に分けて考える
ボーナスのわが家にとって必要な使い方
を考えるときに まずは、
備える、整える、守るの3つに分けて
使い方を考えてみましょう
カテゴリー | 内容 | 例 |
---|---|---|
備える(守り) | 将来への準備 | 貯金、教育資金、老後資金、住宅ローン繰上げなど |
整える(基盤) | 今の暮らしの補強 | 家電買い替え、保険見直し、固定費支払いなど |
楽しむ(攻め) | 心の満足や思い出 | 家族旅行、自分へのご褒美、趣味・経験投資など |
将来に備えるのは大切ですがもしボーナスを
「すべて備えに回すと、心が満たされない」
でも「使いすぎるとあとで後悔する」
といったことになるのは想像できますよね
まずは
備える、整える、楽しむの3つに振り分ける
ことで自然と
「自分たちにとって今、何が大事か」が
見えてきます。
そして
ここで大切にしたいことは
自分と家族に合ったバランスです
自分にとっての満足と、家族にとっての安心
その両方を大切にできるのが、理想の使い方
かもしれません
家族と価値観をすり合わせておこう
また、ボーナスの使い道は
家族との価値観の確認チャンス
でもあります
「何にお金を使うと満足感がある?」
「子どもの教育にどれだけかけたい?」
「来年以降の大型支出の見通しは?」 など
ご夫婦であるいはお子さんを交えて
夏休の計画や欲しいもののリストと
あわせて楽しく話し合えるといいですね
誰かの一存で決まるのではなく
「家族で話し合ってから使う」ことで
家計への一体感が生まれます
なにより夏の計画を考えるのは楽しい
ですよね

家族の「今」に合わせた使い方を選ぶ
とはいえ、楽しい計画でも全部を実現
できない、ということもあるかと思います
家計の状況ややライフステージによって
優先すべき使い方は変わります
状況 | 優先したいこと |
---|---|
特別費が多くて赤字傾向 | 整える(生活の立て直し) |
教育費がこれから増えそう | 備える(先取り準備) |
ここまで頑張ってきた | 楽しむ(心のゆとり)もOK! |
もし、使うことに決めたのに
「貯めたほうがよかったかな…」とあとから
不安になることがあるかもしれません
でも、それが“今の自分や家族にとって
必要な目的に沿った使い方であれば
迷わず選んで大丈夫!
心から納得できるお金の使い方は、家族や
あなたにとっての正解なんです
「満足できる使い方」とは
ボーナスの使い方に正解はありません
大切なのは、「今の家計と暮らし」に合った
使い方を考えること
自分にとっても、家族にとっても
「納得できるお金の流れ」を意識して
みてください
ボーナスの配分の参考モデル
ボーナス配分をどうする?
ボーナスの使い道にはこれが正解!
という決まりはありませんが
目安となる“配分モデル”を知っておくと
自分に合ったバランスを考えやすく
なります
「どれくらい貯金に回して、どれくらい
使えば安心か…」と迷ったときの参考に
いくつかのパターンをご紹介します
- 基本モデル:備える50%/整える30%/楽しむ20%
- 子育て世代:教育費などの備えに60%、家族時間に40%
- 老後準備世代:iDeCo・NISAなど資産形成に優先配分
ご自身のライフステージや家計の状況に
合わせて自由に調整してみてくださいね
個別相談のお申し込みは
「この使い方でよかったのかな…」
「わが家の場合はどう配分すれば?」
そんなお悩みがある方は、ぜひお気軽に
個別相談をご活用ください。
家族構成やライフスタイルに合わせ
無理のないボーナスの使い方やバランスを
ご一緒に考えていきます
オンライン30分無料のおためし相談も
実施しています
ボーナスの使い道を整理できたら
次は「夏の支出」について考える
タイミング—-
次回は、夏休みのレジャー費や
イベントにどう備えるか、家族と
楽しみながら上手にやりくりする
方法をご紹介します
