お正月に感じた親の変化、どう受け止めればいい?― 帰省で気づいた違和感との向き合い方 ―
埼玉県志木のファイナンシャルプランナー
くらしとお金を整えるFP 梅川ひろみです
1月4週目の記事
12月のブログで、
「お正月の帰省では、ことさら終活について
の話をすることはなく、親の様子を“見守る”
だけでも大丈夫」というお話を書きました。
▶︎12月4週目のブログ:お正月の帰省で、親の様子を見守るという選択
お正月に感じた親の変化、どう受け止めればいい?
2026年のお正月、
帰省された方もいらっしゃったと思います。
あらためてお聞きしたいのですが、
実際に帰省された時の親御さんの
様子はいかがでしたか?
久しぶりに会った姿に、ふと
「あれっ?」と感じた瞬間など
ありませんでしたか?
そのときに気づいた違和感は、
決して小さなものではないかも
しれません。
電話では分からなかった、母の違和感
これは、私自身の経験です。
母とは、
定期的に電話で話をしていました。
声は元気そうで、
「変わりないよ」「元気だよ」
いつもそう言っていました。
ところが、
実際に実家を訪ねてみると、
思っていた以上に体力が落ちていて、
立ち上がるのもつらそうな状態だったのです。
電話の声だけでは、
まったく分からなかった変化でした。
電話では「元気そうだったのに」…
このとき、
「聞いていた話と違う」という驚きと同時に、
少しの戸惑いもありました。
親は、
心配をかけたくなくて、
つい「大丈夫」と言ってしまうことがあります。
悪気があるわけではなく、
むしろ優しさからくる言葉なのだと思います。
だからこそ、
電話や短い会話だけでは見えないことがある、
というのも事実だと感じています。

気づいたからといって、すぐ動かなくていい
親の変化に気づくと、
「もっと早く何かできたのでは」
と、自分を責めてしまいそうになることも
あります。
けれども、
気づいたからといって、
すぐに何かを始めなければいけないという
わけでもありません。
気づいた、という事実そのものが、
すでに大切な一歩なんです。
状況によっては「一歩進める」ことも必要
一方で、
状況によってはもう少し先に
踏み出せそうという場面もあります。
たとえば、
- 親自身が体調や将来のことを口にし始めた
- 「この先どうなるのかな」と言葉が出てきた
- こちらの話を、以前より素直に聞いてくれそうな
雰囲気がある
そんなときは、
何かを決めるための話ではなくても、
気持ちを共有する話として
一歩先に進むタイミングかもしれません。
次の一手は「決める」ではなく「確かめる」
ここでの次の一手は、
手続きや結論ではありません。
・今、困っていることはあるか
・何がいちばん不安なのか
・どんなことなら話せそうか
「確かめる」「聞く」だけから始めてみる。
それで十分です。
もし、それで話せそうにないと感じたら、
また見守る段階に戻ってもいいのです。
さいごに
親の変化に気づいたその気持ちは、
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。
焦らず、
心のどこかに置いておきながら、
親の気持ちを少しずつ確かめていく。
必要なときに話してもらえること。
そして、自分自身も、いざというときに
相談できる場所を知っていること。
それだけで、
もう「備え」は始まっているのだと思います。
必要なときに、話せる場所として
もし、
「これは気にしすぎなのか、
それとも一歩進んだ方がいいのか」
迷ったときには、
状況を整理するところから一緒に考える場もあります。

今すぐでなくても大丈夫です。
思い出したときに、ここに戻ってきてください。


