年末に買いすぎないため“必要な買い替え”と“衝動買い”を見分けるヒント
埼玉県志木のファイナンシャルプランナー
くらしとお金を整えるFP 梅川ひろみです
12月1週目の記事
年末の“買わない勇気”が家計を守る
12月に入ると、なぜか「買いたい気持ち」
が高まります。
寒さが本格化し、あたたかい洋服や寝具を
買いたくなったり、クリスマスのキラキラ
した雰囲気に背中を押されてグッズを手に
取ってしまったり。
そして心の中で小さく
「年末だし、特別だからいいよね」と
自分を納得させる“言い訳”が生まれる瞬間も。
けれど、その後に待っているのは、
収納スペースの圧迫や重複買いにつながり、
結果として家計のムダを生むという現実です。
年末、なにかと出費が増えるこの時期こそ、
“必要な買い替え”と“衝動買い”の境界線を
整えることが、
「買って後悔する」や「使わない物が増える」
リスクを減らし、本当に必要なものに
きちんとお金を回せる家計に変わっていきます。
今回は、特別感・買い替え・収納・お得心理…
などによる衝動買いの境界線を整える方法を
お伝えします。
12月は“買いたくなる季節”──寒さと特別感が背中を押す
① 寒さで買い替え欲が高まる
ムダづかいはセーブしたい一方で、
冬の機能性インナー(ヒートテックなど)は
新しいものほど暖かく、買い替えると
満足度の高いアイテム。
でも、セールの案内やCMを見ると、
コート・ニット・暖かそうな掛け布団など、
「今年こそ買い替えたい」「必要そうに見える」
ものが一気に増えます。
→必要な買い替えという前向きな支出と、
なんとなく“買いたいだけ”の気持ち。
その兼ね合いや計画性が大切です。

② 行事の“特別感”が財布をゆるめる
クリスマスグッズや季節雑貨は、
暮らしの“心のうるおい”。
しかし反面、
「特別だから、いいよね」という正当化が
働きやすく、出番の少ないアイテムが
増えがちです。
心のうるおいは大切。
でも、数量や予算に“自分なりの基準”が
あると、必要なものだけが自然と見えてきて
買い物の判断がしやすくなります。
“買ってしまう瞬間”の心理──人はお得に弱い
① 「特別だから」という正当化消費
行動経済学では、
“自分への言い訳(正当化消費)”が働くと
本来必要のない物でも買ってしまうと
言われています。
・年末のご褒美
・限定デザイン
・SNSや広告で目にする“おしゃれなアイテム紹介”
こうした刺激が重なりやすい時期です。
② 人は本能的に“お得”に弱い
12月はセール、ポイント還元、クーポンが集中。
人の脳は「割引」に強く反応するため、
“必要性”よりも
内容 → 値段(割引率)
のほうを優先しがちです。
その結果、
「安かったけど使っていない」
という後悔につながることも。
買い物後に気づく“収納の負担”が家計にも影響する
① 収納スペースに余白がないと負担が増える
買う瞬間はワクワクしても、帰宅後すぐに
「しまう場所がない…」
という問題が起き始めます。
収納が不足すると:
・管理が大変になる
・どこに何があるかわからない
・“あるのに買ってしまう”重複購入が増える
収納の余白は、家計の余白でもあります。
収納の余白を意識すると、
「今は買わなくてもいい」という判断が
しやすくなります。
② 物が多いと“必要な支出”が見えにくくなる
物が多いと、
次に買うべき“本当に必要なもの” が
見えにくくなります。
ものが少ないと、
必要な買い替えが自然と浮かび上がり、
結果的に家計も整っていきます。
“買わない勇気”は我慢ではなく「選ぶ勇気」
① 必要な買い替えは計画的に
冬の機能性インナー(ヒートテックなど)は、
古いと機能が落ちるため、買い替える価値の
あるアイテム。
“必要なものは買う”と決めておけば、
買いすぎを防ぎつつ、満足度も高まります。
② 行事グッズは“基準”を決めて楽しむ
・飾る場所
・収納場所
・予算
・使用期間(何年使う?)
こうした基準があると、
楽しみながらも負担にならない買い物ができます。
③ 買う前の“3つのチェック”
この3つを確認すると、衝動買いの8割は防げます:
- 来年も使う?
- 収納場所はある?
- 今あるものの状態は?
たったこれだけで、
年末の片づけや買い出しで慌てることが減り、
落ち着いて準備ができるようになります。
まとめ
・12月は“寒さ+特別感+お得心理”で買いたくなる季節
・冬の機能性インナー(ヒートテックなど)は必要な買い替え
・行事グッズは“心のうるおい”、でも基準が大切
・人はお得に弱いので、値段だけで選びやすい
・収納まで含めて“買う”と捉えると判断がしやすくなる
・買わない勇気=我慢ではなく、くらしを整える選択
個別相談のご案内
年末は、家計の「使う・残す」を整える
チャンスの時期です。
特別支出が増えるこの季節の家計管理を
見直したいとおもったら、ぜひお気軽に
ご相談ください。

心地よい暮らしを支える家計づくり、
一緒に進めていきましょう。
あとがき
私自身も
“年末になるとつい買ってしまうクセ” に
思い当たるところがいくつもあります。
特別な時期こそ、気持ちが高まりやすく
財布がゆるむ──
これは誰にでもあることだと思います。
でも、完璧に抑えなくても大丈夫。
少しだけ立ち止まり、
「うちのくらしに合う選択」に変えていく。
たったこれだけで、
年末の片づけや買い出しで慌てることが減り
落ち着いて準備ができるようになります。
あなたの12月が、無理なく、心から楽しめる
時間になりますように。


