自動車保険の見直しから考える、車との付き合い方
埼玉県志木のファイナンシャルプランナー
くらしとお金を整えるFP梅川ひろみです。
自動車保険の見直しから考えること
「更新のたびに保険料が
上がっている気がする」そんなふうに
感じたことはありませんか。
自動車保険では、保険料の値上げの動きが
続いています。背景には、
車の高性能化や部品価格の上昇などで
修理費が高くなり、事故の際に保険会社が
支払う保険金が増えていることがあり、
こうした保険金の支払いの増加も、
保険料の上昇の一因になっています。
家計の見直しをするとき、保険の見直しを
考えることがありますが、
生命保険はライフステージや保障内容が
複雑で、なかなか手をつけにくいと
感じることがあります。
それに比べると、自動車保険は
見直すポイントが比較的わかりやすく、
固定費の見直しとして取り組みやすい
もののひとつです。
この記事では、
自動車保険の見直しのポイント
さらに、そこから少し視野を広げて、
車を持つためにかかっているお金、
そして今のくらしに車がどのくらい
必要なのかを考えてみたいと思います。

まずは自動車保険を見直してみる
自動車保険の更新案内が届いたら、
前年と同じ内容でいいか、
いくつか確認してみましょう。
等級・割引制度の確認
自動車保険は、
事故がなく保険を使わない期間が続くと、
保険料が割り引かれる仕組みがあります。
反対に、事故で保険を使うと、
その後しばらくは保険料が高くなる
ことがあります。
更新の案内が届いたら、前年と比べて
保険料がどう変わっているのか、
その理由も含めて確認してみましょう。
また、ゴールド免許割引や新車割引、
インターネット割引など、保険会社に
よって利用できる割引制度は異なります。
今の契約でどのような割引が
適用されているのか、一度確認して
みるのもよいでしょう。
補償内容の重複チェック
車両保険や各種特約が、今の生活に
必要かどうかも見直してみます。
とくに「弁護士費用特約」や
「個人賠償責任特約」は、
家族が加入している別の自動車保険や、
火災保険・傷害保険などと補償が
重なっている場合があります。
誰がどこまで補償される契約なのか、
あわせて確認しておきたいところです。
走行距離や車の使い方を確認
保険会社によっては、年間の走行距離や
車の使用目的が保険料に影響します。
たとえば、以前は通勤に使っていたけれど、
今は休日にしか乗らなくなった。
在宅勤務が増えて、車に乗る機会が減った。
そんな変化があっても、契約内容は
以前のままということはありませんか。
引っ越しや働き方の変化などで
車の使い方が変わっていないか、
確認してみてください。
複数社で見積もりを比較する
ネットなどで直接申し込む「ダイレクト型」と、
代理店を通して契約する「代理店型」では、
保険料の仕組みや契約時のサポートの受け方
などに違いがあります。
複数社で見積もりを取ってみると、
保険料だけでなく、補償内容やサービスの
違いも見えてきます。
金額だけで決めず、
自分がどんなサポートを必要としているのかも
含めて比べてみるとよいと思います。
保険以外にかかる「車を持つコスト」の全体像
保険を見直したら、次は少し視野を広げて、
車を持つこと自体にかかるお金を見てみましょう。
- 自動車税・重量税などの税金
- 車検や日常のメンテナンス費用
- ガソリン代
- 駐車場代
こうして並べてみると、保険料はその中の
一部分でしかないことがわかります。
わが家では、車を保有している間、
この保険料を含めた維持費全体を、
子ども一人にかかる年間の費用と
同じくらいの感覚で予算を組んでいました。
そう考えると、車を持つということが、
家計の中でどれくらいの重みを持っているか
が見えてきます。
保険料が数千円、数万円安くなることも
もちろん大切です。
でも、車にかかっているお金全体を
考えてみると、それまでとは
少し違った見方ができるかもしれません。
車を持つこと自体を見直すという選択肢
保険を見直し、
維持費全体を見渡したところで、
もうひとつ考えられることがあります。
それは、車を持つこと自体を見直す
という選択です。
わが家は、今は車を保有していません。
手放した理由は、
子どもが独立したこと、
運転そのものが少し億劫になってきたこと、
そして今の住まいが駅から近く、
車がなくても困らない立地だったこと
の3つです。
もちろん、手放してみると不便に
感じる場面もあります。
園芸用品や飲料水など、
大きくて重いものを買うときは、
「車があれば楽だったな」
と思うこともありますが、
そんなときには通販を利用して
います。
使う頻度が少ないのであれば、
カーシェアやレンタカーを
必要なときだけ利用する方法もあります。
ただ、車を持たないほうがいい、
という話ではありません。
公共交通機関が少ない地域に
住んでいる方もいます。
仕事で車が欠かせない方もいます。
子どもの送迎や家族の通院などで、
車が必要な時期もあります。
住んでいる場所や家族構成、
仕事、年齢によって、車の必要性は
変わります。
わが家も、以前は車が必要でした。
今のくらしでは、なくても大丈夫になった。
それだけのことです。
保険の更新を、車との付き合い方を考えるきっかけに
自動車保険の更新案内が届くと、
どうしても、
「去年よりいくら上がった?」
「もう少し安くならないかな」
と、保険料に目が向きます。
もちろん、保険を見直すことは
家計の見直しになります。
でも、せっかくならそこで終わらず、
「今、車にどのくらいお金がかかって
いるのだろう」
「以前と同じくらい車を使っているかな」
と考えてみてもいいと思います。
以前は必要だったものが、
今も同じように必要とは限りません。
反対に、多少お金がかかっても、
今のくらしには車が必要ということも
あります。
保険料の更新は、そんなことを
考えるひとつのきっかけです。
今のくらしに合った車との付き合い方に
なっているか。
保険の更新案内が届いたときに、
一度考えてみてはいかがでしょうか。

